AIが席巻する時代に大学で授業を持つということ
授業を実施するにあたって掲げた8つの目標。「教える」ってなんだろう。
磯野真穂
2026.08.07
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東京科学大は4クオーター制(4学期制)。6月から始まり先週終わった2学期目は、100分授業が週5回 with遠隔キャンパス付きのスケジュール。
大学教員歴もうすぐ20年に到達する私でもなかなか過酷であった。
加えて、4月と5月のカンヌ映画祭の喧騒で諸々の準備が遅れ、内容を昨年から全刷新した授業もあったため、6月終わりに疲労が極度に達し、魂の抜け殻になっていた日々も。倒れるかも、とマジで思った。
ただ、東京科学大3年目にして、授業がようやく少し上手になったと感じた日々でもあった。
これまでと異なり、自然科学系の学生相手。さらにはAIの広がりもあり、どうやって授業をやったらいいのか、この3年間相当頭を悩ませてきた。
初年度の大晦日なんて、おそらく授業の疲労が祟ったのだろう。午後2時半に突如謎の発熱。そのまま三ヶ日寝込み続け、大晦日にしか買わない高級すき焼きのお肉を完全に食べ逃した。あれはいったいどんな味だったのか、いまだに気になっている。
そんなこんなもありながら、さまざまな工夫を続け、今学期は下記の目標のもとに授業をデザインした。