「実は夢だった」、「実は死んでいた」に惹かれる私たち|柳瀬博一さんによる、映画「急に具合が悪くなる」の解釈

Photo by me at Lucha Libro
同僚の柳瀬さんが、映画「急に具合が悪くなる」について、とても熱い考察エッセイを書いてくれました。
まだの方はこちらをどうぞ。
柳瀬さんはいつも軽やか
柳瀬さんは、いつも軽やかです。足取りも、お話の仕方も、ついでに笑顔も軽やか。
加えて文章を書くのも速い。多分、私の100倍くらいの速さで書けるはず。私が100文字書く間に3000字とか(おっと、これでは30倍)。
その上、彼の文章には説得力もある。
今回の考察も、そんな柳瀬さんの魅力が詰まったものだなと興味深く読ませてもらいました。
あと、東京科学大横浜キャンパスには蛍が出るらしいのですが、そのことを、とても嬉しそうにお話しされていたことも印象的。
風景や生き物を愛する柳瀬さんだからこその「蝉への注目」と思った次第です。
開かれ続けるテキスト、開かれ続ける映画
さて、柳瀬さんの謎解き(?)エッセイに感銘を受け、『そうに違いない』と納得し、広く拡散していた人が多数いたことを知りました。拝読し、納得する人も多いだろうと思った次第です。
私自身は、柳瀬さんと同じ理解を必ずしも共有していません。でも、映画の解釈は観た人全てに常に開かれているべきです。
したがって、その多様な解釈の中で多くの共感を呼ぶものの1つが柳瀬さんの謎解きだったのだろうと思いました。
宮野さんとの書簡が本になった時も、実にいろんな受け止め方があり、その中には私の想像を超えたものもちらほら。
ひるがえって映画は、せりふというテキストに加え、表情、音楽、風景、小物など複数の要素があり、それらが組み合わさって1つのストーリーを形成しています。その意味で、テキストよりも多面的な解釈に開かれているものといえるでしょう。
ここからさまざまな国で上映され、それがまた新たな解釈を生んでいくのだと思います。一体どのように広がっていくのでしょうか。
